2024/06/15 06:53
ピーター・ベルウッド 著 『農耕起源の人類史』 (京都大学学術出版会 2008年)生産性向上のための資源管理技術を工業的と呼ぶのであれば、初期の農耕はすでに工業性を孕んでいた。次に、ある集団内の関係が、そ...
2024/05/13 08:34
責任編集 泉靖一 『マリノフスキ_レヴィー=ストロース』 (中央公論社 1980年)レヴィー=ストロースがいかに、デュルケーム、モースフランス社会学の伝統を養分として彼の才能を開花させてきたかが窺われる...
2024/05/12 11:27
責任編集 泉靖一 『マリノフスキ_レヴィー=ストロース』 (中央公論社 1980年)彼の分野は、特殊でしかも同時に普遍的である。すなわち、レヴィー=ストロースは民族学から出発して、人間の精神構造を、その...
2024/02/26 20:20
地区のおさいど(お焚き上げ)で”もらいっこもらいっこ”がある。 山形県最上町月楯辻のお焚き上げ 「もらいっこもらいっこ」 (旧暦12月24日) 昔は各家から藁を集めて焚き上げていた。 今は茅を用意...
2024/02/24 18:11
葬儀と食事(聞き書き20240210)1日目 朝 亡くなる 手伝いに家に行く。家を整える。襖とかどかす、大掃除をする。最初に、団子を作る。白玉粉10個ぐらい。亡くなった人が来る。次の日用(瓶づめ)「ゼンマイとワラ...
2024/02/13 03:45
ピエール・ロザンヴァロン著 解説/宇野重規『良き統治』 (みすず書房 2020年)政治において、公約は競争システムの副産物である。このシステムの財の市場を規定するシステムとは逆方向に作用することになる。な...
2024/02/11 06:15
ジェレミー・リフキン著 訳/柴田裕之『レジリエンスの時代』 (集英社コモン 2023年)自由というモットーは、産業革命や資本主義の台頭と密接に結びついていた。ローマ帝国の滅亡から、13世紀に農村部でのプロと...
2024/01/16 08:16
南海 和雄『アマチュアリズム論』 (創文企画 2007年)アマチュアの対概念はプロである。それは相互に人間の一つの社会的属性であるが、しかし、アマチュアリズムの対概念はプロではない。アマチュアリズムとは観...
2023/11/18 23:15
宇野 重規 聞き手 若林 恵『実験の民主主義』 (中公新書 2023年)1950~1960年代の戦後日本では、「市民社会」論が独特な形で展開します。そこで「市民」とは、「経済活動を通じて自立した人々」という肯定的な...
2023/11/11 01:56
暉峻 衆三『日本の農業150年』 (有斐閣ブックス 2003年)(1850~1945)第一章「近代日本への出発」特有な封建制である徳川幕府体制は、その内部に商品・貨幣経済の浸透と展開を含むことによってその崩壊を内部的...
2023/10/31 13:04
岡本 裕一朗『ポスト・ヒューマニズム』 (NHK出版 2021年)19世紀も終わりに近づく頃、ニーチェはニヒリズムの到来を高らかに宣言している。「神が存在しない」ことによって、法律や道徳、さらには人生の意味さ...
2023/10/29 08:20
アンディ・クラーク著 池上 高志 訳『現れる存在』 (早川書房 2011年)組織、工場、オフィス、制度などといったものは、我々人間に独特な認知的成功のための大規模な足場である。だが、これらのより大きな全体...
2023/10/28 12:27
アンディ・クラーク著 池上 高志 訳『現れる存在』 (早川書房 2011年)脳と身体と世界の再統合問題と解決策が共進化しうる点だ。典型的な例は、違う動物種の間での追跡技能と逃走技能の共進化である。自然選択...
2023/10/22 10:17
松木 武彦『古墳とはなにか』 (角川ソフィア文庫 2023年)古墳文化の衰退と、世界の中の古墳文化有史以来世界各地の宗教的な構築物には、三つの基本形がある。第一は、三次元というよりも二次元の平面的なもので...
2023/10/21 07:37
※次の課題:私たちはどこで何を食べているか。美味しいご飯が食べたい。食材と食べる場所と、一緒に食べる人と緩やかに繋がりが見える食卓を囲みたいです。そのためには、祖母の代から続く畑は、気が楽になる場所...