2020/10/16 22:14
「春の採取」
山独活・ジョナ・山桜・蕗の薹・クロモジの枝・山葡萄の新芽・アケビの新芽・ヨモギ・ニオイスミレ・クレソン(オランダガラシ)
「クロモジ」
海抜約350m~500m
落葉広葉樹の林の中に点在する灌木(3mくらいの低木)
原産地は日本 樹皮に黒い斑点がありクロキと呼ばれ、楊枝として使われていた。楊枝は宮中の女房詞では「~モジ」をつける風習がありクロモジと呼ばれ、木の名にもなった。樹皮の皮目を文字に見立てた名(牧野)の説も。
山地に生え、高さは2~6mになる。やや暗い林内にも生えるが、林縁など明るいところの方が枝が茂り株は大きくなる。
枝の香りが良いことから、楊枝、箸、串、薬用など古くからいろいろ用いられた。そのための地方名が多い。
においのする樹木の中でも、一番身近なものがクロモジだと思います。大変よい香りがします。
クロモジの香りは、柑橘系の香りに若干サイダーのような香りが含まれています。水のなかに枝を入れて冷やして飲むと、爽快感のある水になります。
楊枝といえば 茶道をたしなむ方は、よくご存じですが、クロモジというのは楊枝の別名でもあります。
樹皮に黒い斑点 クロモジの名の由来は「黒文字」で、緑の樹皮に不規則な黒い斑点模様があるため名付けられました。
または、実が黒いことから「クロ」に女房言葉の語尾「モジ」が付いたものとの説もあります。
この斑点は菌の一種で、若枝・若い幹には多く付いていますが、幹が太くなるにつれ樹皮は緑色から褐色に変化し、最終的には灰白色となり、黒い斑点も消えてしまいます
クロモジは、その佳い香りから、かつて(明治の中頃)は香料として欧州方面へ輸出していました。この香りは日本独特の香料のため、石鹸、香水、化粧品の香料に賞用されていたようです。
主な成分は、リナロール、ゲラニオール、シネオール、カルボン、フエランドレン、テルピネオールです。
漢方薬として クロモジの幹や枝は「烏樟」といい、鎮咳や健胃、鎮静作用があり、浴湯料として利用すると体を温める効果があります。
あまり大きくならないので、材は特に利用がありませんが、かんじきの材料にする地方もあります。
落葉広葉樹の林の中に点在する灌木(3mくらいの低木)
原産地は日本 樹皮に黒い斑点がありクロキと呼ばれ、楊枝として使われていた。楊枝は宮中の女房詞では「~モジ」をつける風習がありクロモジと呼ばれ、木の名にもなった。樹皮の皮目を文字に見立てた名(牧野)の説も。
山地に生え、高さは2~6mになる。やや暗い林内にも生えるが、林縁など明るいところの方が枝が茂り株は大きくなる。
枝の香りが良いことから、楊枝、箸、串、薬用など古くからいろいろ用いられた。そのための地方名が多い。
においのする樹木の中でも、一番身近なものがクロモジだと思います。大変よい香りがします。
クロモジの香りは、柑橘系の香りに若干サイダーのような香りが含まれています。水のなかに枝を入れて冷やして飲むと、爽快感のある水になります。
楊枝といえば 茶道をたしなむ方は、よくご存じですが、クロモジというのは楊枝の別名でもあります。
樹皮に黒い斑点 クロモジの名の由来は「黒文字」で、緑の樹皮に不規則な黒い斑点模様があるため名付けられました。
または、実が黒いことから「クロ」に女房言葉の語尾「モジ」が付いたものとの説もあります。
この斑点は菌の一種で、若枝・若い幹には多く付いていますが、幹が太くなるにつれ樹皮は緑色から褐色に変化し、最終的には灰白色となり、黒い斑点も消えてしまいます
クロモジは、その佳い香りから、かつて(明治の中頃)は香料として欧州方面へ輸出していました。この香りは日本独特の香料のため、石鹸、香水、化粧品の香料に賞用されていたようです。
主な成分は、リナロール、ゲラニオール、シネオール、カルボン、フエランドレン、テルピネオールです。
漢方薬として クロモジの幹や枝は「烏樟」といい、鎮咳や健胃、鎮静作用があり、浴湯料として利用すると体を温める効果があります。
あまり大きくならないので、材は特に利用がありませんが、かんじきの材料にする地方もあります。
「マツカフン」
松花粉は英語ではPine Pollen(パイン ポーレン)と呼ばれています。ほんのり甘い
松花粉は英語ではPine Pollen(パイン ポーレン)と呼ばれています。ほんのり甘い
日本に最も多い松は、赤松、黒松の類いであるが、この二種類は日本特産である。
松で祭りといえば、今年の正月に私も参加した「羽黒山松例祭」がある。
つつがむしを、かたどった二本の大松明をつくり、焼き払う行事である。
民俗学からみてみても、松は上代民族が最も敬崇した神木の類いで、農具の材料はもちろん年中行事や神祭の依代の材料でもあった。
松葉を噛んでみると、甘い松葉と渋い松葉があるそうな、青々とした太松葉は渋く、細い松葉は噛むと甘い。
松葉を燻して貧乏神をいびり出すという風習や、松葉焼きという調理方法や、茶は松ぼっくりで煎じたのが美味しいともある。
明治10年頃には、ごく一部ではあるが松の花粉を蜂蜜で練ったものを薬として食べていたともある。
参考文献
高嶋雄三郎【松】法政大学出版局 1975
松で祭りといえば、今年の正月に私も参加した「羽黒山松例祭」がある。
つつがむしを、かたどった二本の大松明をつくり、焼き払う行事である。
民俗学からみてみても、松は上代民族が最も敬崇した神木の類いで、農具の材料はもちろん年中行事や神祭の依代の材料でもあった。
松葉を噛んでみると、甘い松葉と渋い松葉があるそうな、青々とした太松葉は渋く、細い松葉は噛むと甘い。
松葉を燻して貧乏神をいびり出すという風習や、松葉焼きという調理方法や、茶は松ぼっくりで煎じたのが美味しいともある。
明治10年頃には、ごく一部ではあるが松の花粉を蜂蜜で練ったものを薬として食べていたともある。
参考文献
高嶋雄三郎【松】法政大学出版局 1975
「温泉塩」
直火式製塩は陶器の壺で炊きながら、藻塩焼き式製塩は炭火で皆で炙ります。
その後、藻塩焼きはすり潰し黒塩にします。山の素材が塩に変化する。
その後、藻塩焼きはすり潰し黒塩にします。山の素材が塩に変化する。
「叩き石」
大江町に流れる月布川の石です。
石は兎の骨を叩く時に使います。
早朝の森の石は冷たく、ずっしり重いです。
月布川とは、川底の落差が少なく蛇行帯あり、沿岸には自然の貯水場が各所に出来ているので、上流における森林の発達と相まって洪水の災害を防いでる川。遥か昔から住みやすい場所のようです。 .
「叩く」という、原初の食べ尽くしの慣行は、明治生まれの方の記憶の中にもあり山地で欠乏しがちなカルシウムを補う為伝承されてきた。山鳥や兎の骨と肉は大豆やみかんの皮を一緒に叩たともある。
参考資料
月布川下流における原始時代の遺跡調査報告書
参考文献
2005【栃と餅】岩波書店
石は兎の骨を叩く時に使います。
早朝の森の石は冷たく、ずっしり重いです。
月布川とは、川底の落差が少なく蛇行帯あり、沿岸には自然の貯水場が各所に出来ているので、上流における森林の発達と相まって洪水の災害を防いでる川。遥か昔から住みやすい場所のようです。 .
「叩く」という、原初の食べ尽くしの慣行は、明治生まれの方の記憶の中にもあり山地で欠乏しがちなカルシウムを補う為伝承されてきた。山鳥や兎の骨と肉は大豆やみかんの皮を一緒に叩たともある。
参考資料
月布川下流における原始時代の遺跡調査報告書
参考文献
2005【栃と餅】岩波書店
「山桜」
柔らかい果実。個体により苦味が有る無いがあった。
採取したのは、苦味がなく甘い果実。
食べた後の鼻腔に残るは杏仁の香り。長く残るので呼吸が美味しいです。
採取したのは、苦味がなく甘い果実。
食べた後の鼻腔に残るは杏仁の香り。長く残るので呼吸が美味しいです。
開花は3~4月
花は、実生によって自然に変異したバリエーションがある。
樹皮は紫褐色で横縞が目立ち、樹齢を重ねたヤマザクラの幹は直径1mを超えるが、その材には程良い硬さがあって加工しやすく、色合いの美しい仕上がりになるため、家具、細工物、建築などに使われる。また、耐久性があり細かな加工に向くため、浮世絵や経文の版木、和菓子の型などにも利用される。
花は、実生によって自然に変異したバリエーションがある。
樹皮は紫褐色で横縞が目立ち、樹齢を重ねたヤマザクラの幹は直径1mを超えるが、その材には程良い硬さがあって加工しやすく、色合いの美しい仕上がりになるため、家具、細工物、建築などに使われる。また、耐久性があり細かな加工に向くため、浮世絵や経文の版木、和菓子の型などにも利用される。
” アーモンドも桜科なので、桜も種の中の仁でアーモンドみたいなの作れるかも "
叩き石で叩くと簡単に割れます。コツは皿石のくぼみに種を固定するコト。
「結果」
山桜の仁はアーモンドの香り
オススメは、甘い山桜の仁(種の中身)でロースト。
「結果」
山桜の仁はアーモンドの香り
オススメは、甘い山桜の仁(種の中身)でロースト。