nokatachi

2021/02/23 06:37




【記録】

80代女性からの聞き取り。

山で暮らしていた頃の幼少期。

・夏に羽釜のオコゲを井戸水で洗うときは、塩漬けした一本キュウリと少し白米(お腹がすいてたら)も持って行ったそう。

・冷たい井戸水を羽釜に入れて白米も入れて洗いながらオコゲを食べたらしい。

・調べてみると、水飯は平安時代の文献にも登場する料理であるが、現在は東北地方の一部にのみに見られる郷土食となっているらしい。

・残り飯と保存食を用いた簡易な家庭料理として最上地方を中心に古くからあるようだ。


・宮城県へ林檎を売りに行った帰りに塩釜でアンコウを買って裏の川原で雪の上で吊るしてさばいた胃に小魚が入っていたのでそれも佃煮にして食べた

・栗のお尻が白いのは皮が剥けやすいよ

・寒河江川の白い石は重いよ。月夜でも明るいんだ

・山にいた頃は胡桃餅を食べてて、こっちに嫁に来たけど、こっちの人は正月に胡桃餅を作っても食べんかった



シナノキという木がある。山に見られる木である。この木から繊維が取れる。アイヌの民族衣装である厚司織りもこうした一つで、オヒョウの木から主に繊維を採っていた。

・皮剥ぎをする6月は、山の木が地中から水の吸い上げの良い時らしい。(鶴岡市の五十嵐さん)







note14:「しし踊り」
note15:「しし踊り(山形県)」
note16:「箸」
note20:「稲作とクニ」
note21:「タブー」
note22:「トゥユカ族の世界知」
note31:「アイヌの世界観と動物の世界」
note32:「ヘラジカの贈り物」
note86:「ナラ林と針葉樹林」
note91:「縄文の編布と土器」
note99:「火の<獲得>と技の<贈与>」