2021/03/19 20:17












飛鳥・奈良時代
律礼制度(豪族が私有していた土地・人民を国家の公地・公民にする)
班田収受(戸籍ができ、口分田(250年続く)がひかれる「女子は2/3」税金は収穫の3%)
租税の仕組み
三世一身法
・田植えの一般化
・柴草とレンゲソウを緑肥にした
・鉄の農具は貴重
平安時代
三年不耕の原則の適用外(2/10の耕作で適用外となった)
・822年、空海の指導で満濃池(溜池)を香川県に築く
・当時の茶は団茶を用いた。蒸して育という方で成形し乾燥させたのをほかの香味と煎じた。
鎌倉時代(14世紀の南北朝時代)
衣類については、農民は当時、苧と言われた麻の着物を着用していた。
・公家や寺社が持ち主になっている荘園の年貢の半分を、兵表米として武家側に取り立てることをするした半済法がある。
・年貢は現物から銭へ(動乱期には年貢の輸送が脅かされた)
二毛作の推進
・ムギを裏作、日本農業の画期的なこと
水田の耕作
畑作
・豆類、ササゲが出てくる。茶、苧、漆が各地で出てくる。
室町時代
・検知(農民の耕作地の調査を行なっている)
・村切り(村の田畠を村内に集めさせた)
二毛作の普及
・近畿・瀬戸内海沿岸地方で稲とムギその他の雑穀
水稲の品種
畑作物
・木綿が15世紀に衣料原料として登場して急速に普及した
用水管理
・この時代には水の利用を巡って激しい争いが起こった
施肥
・肥料の種類は「草木を焼いた灰」「人糞尿」「牛馬に踏ませた肥」
農具と牛馬の利用
・鉄製農具がさらに普及した
江戸前期(貞享暦・太陰太陽暦/二十四気/雑節)
・村切り政策(稲作に必要な陽水や肥料にする下草をとる刈敷山は、中世には領主や土豪が所有し支配していた)
・17世紀に飢餓が起こった時に「土民仕置条々」田畑の永代売買を禁止して本百姓の経営安定と年貢の確保を図っている
農具の発達
・脱穀農具
購入肥料の使用
・油粕/干鰯が使用させる(これまでの肥料は共同で利用する入会地)
商品作物の栽培の普及
・労働が軽減されたため、労働力にゆとりが生じた
幕府の農業技術の普及
江戸後期
・新しい農作物として、菜種、唐胡麻、輸入品のサトウキビ、薬草の栽培を推奨した。
・同業の商人が組合を作るようになり、そのうち幕府や諸藩から公認を受けた同業組合を株仲間にした。幕府は商品を独占する特権を与える代わりに商人から税金を納めさせた。
・七分積金制度(70%を天災や飢餓の貯蓄、20%を地主の収入、10%は町人の予備金)
・人返し令(農民の労働力ともなる人口の確保は江戸移住者は帰郷させ確保した。このような一時しのぎではなく農民が農村で案じて生活ができるような基本的な対策が求めらえた)
・国役普請令は広域治水の途を開いた
農業指導
・二宮尊徳(金次郎の農村復興)
農書による農業技術の指導
明治期
・地租改正(政府は士農工商の身分を撤廃し作付け制限を自由にして農民が作りたい作物を自由に作ることができるようにし、土地の永代売買の禁止を解除し着手した)
地租改正では、
1課税標準を石高から地価に改め
2物納を廃して金納とし、
3税率を3/100とし
4納税義務者を耕作者から土地所有者に改めた
欧米農業の導入
・欧米の制度、文化の導入に急であった政府
農業技術の開発等
・蚕業は生糸が重要輸出品
明治農法
・老農技術と試験研究の合作
農業の指導
労農の活躍
品種選抜、改良
農機具の発明、改良
栽培法の改良
畜産
養蚕
基盤整備
その他
大正・昭和戦前期
試験研究の体制整備
・品種改良
育種体制の組織化
・品種に農林番号の制度
品種育成
・水稲の新品種/優良品種を育成
牛改良和種の育成
機械化の進展
・脱穀調整過程の機械化
化学肥料の普及
戦時下の生産増強の努力
・燃料アルコール原料としてのサツマイモ/ジャガイモの増産
戦後期
農業構造の改善では、経営規模の拡大、農業労働力の減少に伴う機械化の推進が図られた。
環境に優しい営農技術が再検討されるようになった。
昭和初期には害虫防除剤・除草剤の導入がある。1970年(昭和45年)には航空防除が実施される。
農業技術の開発と普及
・食料危機を乗り切るための主食の増産
水田作
優良品種の開発と普及
保護苗代による健苗の育成と田植えの機械化
施肥改善と土壌改良
新農薬の開発と病害虫・雑草防除の改善
機械化の邁進
農業改良普及組織
畑作
施設栽培
・ビニールフィルムが利用されるようになった(ビニールハウス)
品種改良
育苗技術
防除技術
養蚕の技術
・明治、大正、昭和前期の花形産業
園芸作家ヒバードは1860年代に堆肥の価値を強調していた。
1920年にはイギリス土壌協会が設立した。
コンポスト(compost)とは、ラテン語で「混合物」を意味するcompositumに由来し、土壌を肥沃にする伝統的手法。堆肥枠のことをコンポスターと言う。
参照・ビル・ローズ「ガーデンツールの歴史」原書房










