2023/08/01 07:35
こんにちは。nokatachiです。
食べるを分解し要素一つ一つを見直す事で考えてます。
採取/解体/素材を食材に変える方法/保存/調理/食卓、これらを文献やフィールドワークで探っています。
文化的背景から「食べる」の構成要素を見直していくと、自分以外の視点を経て、まだ出会った事の無い美味しい像が浮かび上がる、それをみんなで食べたいと思います。
※nokatachiのロゴは、デザイナーの𠮷田勝信氏が、墨がついた石で叩きながら制作。nokatachiの食べるの思想も、歯で噛むを道具化したのが叩く技法であり、柔らかくする事が料理であるを起点に活動しています。
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私たちはどこで何を食べているのか。
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アスパラガスの歴史
アスパラガス(竜髭菜)とは、ユリ科です。
名の由来は、原産地のギリシアの古名でアスパラゴス(甚だしく裂けるの意)とよばれています。
和名はオランダキジカクシ 阿蘭陀(和蘭)雉隠といい、成長すると細かく切れた葉に見える枝がキジが隠れることができるほど生い茂ることに由来します。
江戸時代にオランダ船から鑑賞用として日本にもたらされましたが、食用として導入されたのは明治のことです。
原産は地中海東部。日本では明治時代初期から栽培されています。
アスパラガスの学名は、Asparagus officinalis L.です。 Asparagusという名称の語源は、ギリシャ語の“非常に分枝する”という意味で、この属の植物の茎葉がよく分布することを言い表しています。
そして、officinalisは、“薬用になる”というラテン語からきたもので、この植物が栄養に富み、古い時代に薬用として使われていたことがわかります。
原種は、南ヨーロッパからロシア南部にかけて、海岸や河岸などに多く自生していました。食用としての栽培の起源ははっきりとはしていませんが、BC8世紀以前とされています。