地区のおさいど(お焚き上げ)で”もらいっこもらいっこ”がある。 

山形県最上町月楯辻のお焚き上げ 「もらいっこもらいっこ」 (旧暦12月24日) 

昔は各家から藁を集めて焚き上げていた。 

今は茅を用意して焚き上げる。

これは、お地蔵様の前で炊き上げることである。 

その時に、おこわ(餅米)を持ち寄ってお地蔵様にお供えする。 

子供がいれば手のひらに渡して食べさせる。 

残りは、持って来た家同士で分け合って帰ってから食べる。 

今年は20名ほどが参加した。

おこわを持ってきたのは8軒だ。

持ち帰った各家のおこわを食べてみたが、味に違いがなかった。

全て山形県の県民的調味料である味道楽の味がした。

それは母も同様である。

具材の違いも栗が入っている家が２軒という、示し合わせたかのように同じおこわとなっていた。