nokatachi

2023/10/11 19:43

"食べる"の引用集[3期] #8

暉峻 衆三『日本の農業150年』 (有斐閣ブックス 2003年)他、山下一仁 経済産業研究所コラムアメリカにもEUにも農家の利益を代弁する政治団体はある。しかし、これらの団体とJA農協が決定的に違うのは、JA農協そ...

2023/10/03 17:52

"食べる"の引用集[3期] #7

渡部忠世 深澤小百合『もち』 (法政大学出版局 1998年)東南アジア一般における炊飯用具の変遷の可能性がある。粗雑な土器の段階では粳米を炊くより、持ち込めを蒸すことのほうが遥かに好都合であったのではな...

2023/10/01 14:37

"食べる"の引用集[3期] #6

中村 生雄『日本の神と王権』 (法藏館 1994年)もともと、人間の身体の外側にあって、ある時期そこからやってきて人間に活力を発揮させる〈たましい〉を彼は好んで「外来魂」と呼んだ。この外来魂は、外側から人...

2023/09/29 16:18

"食べる"の引用集[3期] #5

金井 典美『湿原祭祀』 (法政大学出版局 1977年)東北地方も北端に近い青森県の岩木山では、山頂近くの湿原を、御手洗池とか「種蒔苗代」と言う。旧暦八月一日、登拝者はこの湿原で散供を打つといい、米・銭を紙...

2023/09/26 10:35

"食べる"の引用集[3期] #4

岸政彦 梶谷懐『所有とは何か』 (中央公論新社 2023年)「小川さやか 第2章 タンザニアのインフォーマル経済」「私のもの」が「他の誰かのもの」に変化する際、そのものは、それを一時所有した「私」から切り...

2023/09/19 17:50

"食べる"の引用集[3期] #3

中村生雄『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』 (法蔵館文庫 2022年)人は自らの一部をイケニヘに差し出さずとも、神の祟りを回避する全てを手に入れることになる。神と里人との関係が、里人が一方的に神の消費...

2023/09/18 12:36

"食べる"の引用集[3期] #2

中村生雄『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』 (法蔵館文庫 2022年)「第2部/日本宗教のなかの人と動物」神話時代にかぎらず古代・中世の日本において、人と動物の境界は、輪廻思想の直接間接の影響もあって...

2023/09/13 03:41

食べるの構成要素の結論

食べるの構成要素:食べるの結論/一定周期の行事を中心に、準備から集約される行為の過程。(人が時間を捉える行為であったかもしれない)今年に入って、畑でご飯会を開催した。畑で採れるアスパラガスをその場...

2023/09/09 05:57

"食べる"の引用集[3期] #1

中村生雄『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』 (法蔵館文庫 2022年)「第1部/動物供犠と日本の祭祀」日本社会が大陸伝来の仏典そのままに地獄思想を受け入れたのではなく、そこに特有の身体観念を投影し意図...

2023/07/19 12:01

食べるの引用集2023

#1『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』 (法蔵館文庫 2022年)「第1部/動物供犠と日本の祭祀」#2『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』 (法蔵館文庫 2022年)「第2部/日本宗教のなかの人と動物」#3『祭...

2023/07/16 17:40

もの1-石炭と釉薬

21_21という東京の美術館で2023年7月14日〜11月5日まで展示(吉田さんの作品内の部分参加)をしています。悩みに悩んで、何度もやり直して出来上がったモノなので、是非見て頂けると嬉しいです。アスパラガス農家の...

2023/05/18 16:22

記録2-畑でご飯会

食堂屋をしていた時に得た経験だが、抱え込む様な縁ばかりは疲れる。そういった事実ではない事実を、信じ込もうとすることは手放していきたい。それをやっていると大勢の人の中にいて、私が空洞になる事がある。...

2023/02/04 22:28

記録1-はじめに

・はじめにアスパラガス農家に冬仕事はない。ここ数年は知人の仕事を手伝いながら食い扶持を繋いでいる。根無草で生活をしていると、所々で世話になった知り合いが増えていく。そうすると、春になってアスパラガ...

2022/11/03 20:45

ノカタチ引用集[2期]  #12#13#14

久野愛『視覚化する味覚』 (岩波新書 2021年)食品の買い物のオンライン化は、20世紀半ば以降広まった食料品店のセルフサービス化がもたらした変化と同様の、またはそれ以上の新しい消費形態だと言えるだろう。...

2022/10/29 08:31

ノカタチ引用集[2期]  #9#10#11

マイケル・ポーラン『人間は料理をする』 (野中香方子 訳 NTT出版 2014年)人は発酵の風味を、良くも悪くも強く感じる傾向にある。おそらく人間は、アミノ酸の基本的な構成要素(旨味)と単純なエネルギーの塊(甘...