岸政彦　梶谷懐『所有とは何か』　(中央公論新社　2023年)「小川さやか　第2章 タンザニアのインフォーマル経済」「私のもの」が「他の誰かのもの」に変化する際、そのものは、それを一時所有した「私」から切り...

中村生雄『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』　(法蔵館文庫　2022年)人は自らの一部をイケニヘに差し出さずとも、神の祟りを回避する全てを手に入れることになる。神と里人との関係が、里人が一方的に神の消費...

中村生雄『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』　(法蔵館文庫　2022年)「第２部／日本宗教のなかの人と動物」神話時代にかぎらず古代・中世の日本において、人と動物の境界は、輪廻思想の直接間接の影響もあって...

食べるの構成要素：食べるの結論／一定周期の行事を中心に、準備から集約される行為の過程。（人が時間を捉える行為であったかもしれない）今年に入って、畑でご飯会を開催した。畑で採れるアスパラガスをその場...

中村生雄『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』　(法蔵館文庫　2022年)「第１部／動物供犠と日本の祭祀」日本社会が大陸伝来の仏典そのままに地獄思想を受け入れたのではなく、そこに特有の身体観念を投影し意図...

こんにちは。nokatachiです。 食べるを分解し要素一つ一つを見直す事で考えてます。 採取／解体／素材を食材に変える方法／保存／調理／食卓、これらを文献やフィールドワークで探っています。 文...

#1『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』　(法蔵館文庫　2022年)「第１部／動物供犠と日本の祭祀」#2『祭祀と供犠 日本人の自然観・動物観』　(法蔵館文庫　2022年)「第２部／日本宗教のなかの人と動物」#3『祭...

21_21という東京の美術館で2023年7月14日〜11月5日まで展示(吉田さんの作品内の部分参加)をしています。悩みに悩んで、何度もやり直して出来上がったモノなので、是非見て頂けると嬉しいです。アスパラガス農家の...

食堂屋をしていた時に得た経験だが、抱え込む様な縁ばかりは疲れる。そういった事実ではない事実を、信じ込もうとすることは手放していきたい。それをやっていると大勢の人の中にいて、私が空洞になる事がある。...

・はじめにアスパラガス農家に冬仕事はない。ここ数年は知人の仕事を手伝いながら食い扶持を繋いでいる。根無草で生活をしていると、所々で世話になった知り合いが増えていく。そうすると、春になってアスパラガ...

久野愛『視覚化する味覚』　(岩波新書　2021年)食品の買い物のオンライン化は、20世紀半ば以降広まった食料品店のセルフサービス化がもたらした変化と同様の、またはそれ以上の新しい消費形態だと言えるだろう。...

マイケル・ポーラン『人間は料理をする』　(野中香方子 訳　NTT出版　2014年)人は発酵の風味を、良くも悪くも強く感じる傾向にある。おそらく人間は、アミノ酸の基本的な構成要素(旨味)と単純なエネルギーの塊(甘...

ライアン・ハニーマンティファニー・ジャナ『B Corp ハンドブック』　(鳥居希・矢代真也・若林恵 監訳　バリューブックス・パブリッシング　2022年)高度経済成長期の日本では「社会建設」という言葉が広く認識さ...

荒木優太『転んでもいい主義のあゆみ』　(フィルムアート社　2021年)同質的なものの結合の中から異質なものが生まれる。(※1)これを創発という。これをプラグマチストが知性の見方に利用した。この創発の言葉は、...

今回のコース料理には漬物を応用した調味料を使います。画像のは「マッシュルームの塩漬け」です。塩とマッシュルームのみで漬けてマッシュルームから出てきた出汁を調味料として使用します。塩漬け自体は縄文時...